英語を「勉強する」のではなく、英語「で」何かを学ぶ。この違いは小さく見えて、子どもの学びに大きな差を生みます。えいごdeじゅくが大事にしているのが、この「英語で学ぶ」というやり方です。ここでは、英語で学ぶと具体的に何がいいのか、大きい順に3つ挙げていきます。
第3位:英語が「科目」ではなく「道具」になる
英語を科目として勉強すると、目的が「英語をできるようにすること」そのものになります。テストのための英語、英語のための英語で、使う場面が後回しになりがちです。覚えても使わないから、忘れる。この繰り返しに心当たりのある大人は、多いはずです。
英語「で」学ぶと、この順番が逆になります。算数や身のまわりのことを英語で扱うと、英語は「中身を手に入れるための道具」になります。数を数えたい、答えを知りたい——その必要のなかで英語を使うので、覚えるための英語ではなく、使うための英語になります。
道具は、使えば使うほど手になじみます。英語も同じで、実際に何かをするために使った言葉は、机の上で暗記した単語より、ずっと残ります。「使ったから覚えている」という状態が、自然にできていきます。
この「道具として使う」感覚は、後からの英語学習の土台にもなります。英語そのものを本格的に学ぶ段階に入っても、「これは使えるものだ」という実感が先にあるかどうかで、伸び方が変わってきます。
第2位:教科の学びと英語が、同時に進む
英語の時間、算数の時間、と分けて考えると、どちらにもまとまった時間が要ります。忙しい家庭やホームスクールでは、その時間の確保自体が大きな負担です。
英語「で」算数を学べば、この2つが一度に進みます。算数の内容を英語で扱うことで、算数も英語も、同じ時間の中で前に進む。時間が二重に効く、と言ってもいい形です。
しかも、ただ足し合わせているのではありません。中身のある文脈の中で英語に触れるので、無味乾燥な単語帳よりも、言葉が記憶に定着しやすくなります。「りんごが3つ」を英語で扱えば、数の概念と英単語が、一緒に頭に入っていきます。
もちろん、いきなり全部を英語でやる必要はありません。難しいところは日本語で補いながら、扱える範囲から英語を混ぜていく。少しずつでも、2つの学びが同じ時間の中で進むのは、限られた時間の中では大きな利点です。
第1位:世界の情報に、自分で手を伸ばせるようになる
いちばん大きいのは、英語が「自分の世界を広げる手段」になることです。英語で学ぶ経験を積むと、英語は試験科目ではなく、世界とつながるための入り口として体に入っていきます。
いまは、調べたいこと、知りたいことの多くが、英語の情報として世界に広がっています。英語で情報を受け取ることに抵抗がなければ、日本語に翻訳されるのを待たずに、自分で直接その情報に手を伸ばせます。誰かがまとめてくれるのを待つ側から、自分で取りに行く側に変わる、ということです。
これは、テストの点数には表れにくいけれど、長い目で見ていちばん効いてくる力です。「英語ができる」よりも、「英語を使って知りたいことにたどり着ける」。その感覚を子どものうちから持てるかどうかは、その後の学び全体の広がりに関わってきます。
そしてこの感覚は、「英語=苦手な科目」という思い込みが生まれる前に育てておけると、より自然に身につきます。評価される対象としてではなく、使うと世界が広がるものとして英語に出会う——それが、英語で学ぶことの、いちばんの価値かもしれません。
この学び方を、教えられる講師になる
ここまで挙げた3つは、どれも「英語で学ぶ」という設計があって初めて生まれるものです。そして、この学び方を子どもに届けるには、教える側が、その考え方と進め方を身につけている必要があります。
グローカル講師養成講座では、この「英語で教える」ための考え方から、実際の進め方までを扱っています。英語を科目として教えるのではなく、英語で学ぶ場をつくれる講師を育てる講座です。英語「で」学ぶことの価値に手応えを感じた方は、それを教える側から見てみると、また違う景色が見えてきます。
講座の詳しい内容は、下のボタンから確認できます。

