これからの時代、オンラインで学びの機会が広がっていくからこそ、今までより「学歴」って重要視されていくのではないかなと感じています。
それも、日本国内、1国のなかの横国だからとか、Fラン大学だからとかあまり関係なく、世界基準で博士かどうか、みたいな感じで。偏差値というより、自分の専門分野において学位が取れているかどうか、本来の学歴重視の意味に近づいていくのではないかなと思っています。
ズルい学歴って?
これは個人的に思っていることで、ひとの学歴について言っているわけではありません。
例えば進学時に選ぶ方向によって、出会う人や出会うこと、仕事ってやっぱり変わっていきますよね。
それは学歴でなくても同じだと思います。
例えば大学に行ったら、サークルみたいなのや○○会、みたいなのに出会う、就活とかするとか、中卒だとこういう制度が使えたとか、職場で面白い人に出会えたとか。
どっちがいい、悪いではなくて、どっちか選んだら、なんとなくカテゴライズされて、他の経験をできる層に入れなくなる気が私はするのです。
例えば大卒なら、レポート書いて、コンパ行って、就活して、大手企業に就職しようと頑張って、ある程度落ち着いたころに結婚とかして、、、というある種のテンプレートができあがっていて、周りがみな同じ環境だからそれ以外の世界に触れなくなり、そういうふうに時が過ぎていく。
それってなんかもったいない気がしたんですよね。高校生のとき。
それで私は通信制大学に進学しています。
通信制でも「大学生」のため、仕事とかするとき履歴書に「在学中」と書けるし、それが仕事の面接などで有利に働くことも多かったです。
大学生年齢で、在学中ではあるけれど、普通にフルタイム就業可能、ってことですから。
それでいて、結局結婚・出産で中退しているので、大卒ではないわけです。
そうすると、必然的に高卒としての偏見も受けるし、申し込みができない職種もあったりします。
それはそれで悔しいこともありました。
でも、果たして大卒でいて、そういうくやしい思いひとつもしないで人生を過ごしていくことが正しいのだろうか、と。
結局、いまは海外の通信制大学に在籍しています。
ほんとの意味での学歴が欲しいなと思っているからです。
ただ、大卒のような、大学生のような、高卒のような、それって一見中途半端でもあるのですが、別の角度からみればすべてに足掛けて、いろんな環境を一部実体験しているとも言える。
昔から、2way、3wayの使い道がないと、買物しても満足感がないタイプだったので、1つのステータスに絞らず、行ったり来たりしていることで、どちらの感覚もある程度は共有できる、というズルい学歴を求めてしまった結果が今に繋がっているのだなと思っています。
通信制大学って続けられる?
実際問題、学校によると思います。
スクーリングが必ず現地に行かなければならなかったり、試験も自宅や居住地で行われない場合、ぐっと卒業の可能性は低くなります。
仕事しながらって、結構日程調整が大変だからです。
だからといって、スクーリングとかのシステムがメディアとか使われていて楽なところを選ぶと、それは自分が学びたい分野でないこともあったりして、モチベーションが続きません。
お金の問題も重要です。だいたい大人になってから入学する場合、自分で払うと思うので、できるだけムダに払いたくないし、出費は抑えたいですよね。
授業料のほかに、スクーリング滞在費などが大きいと、負担になります。(実際これのホテル代とかも続かない理由になりました。1ヶ月くらいの滞在なので)ただし、シェアハウスやユースホステルなど工夫も可能です。
不登校から通信制大学に行ける?
不登校になってまず親が心配することは、
将来について、です。
無理して数日多めに学校行かせて出席日数にしたところで、全日制の受験もできなかったりする自治体もあります。
無理して、「外出」や「人との関わり」にもストレスを感じて引きこもってしまわないように、と考えると、少しでも未来にこんな豊富があるかも?って希望を持てるだけでも気持ちは明るくなりますよね。
中学までは義務教育ですから、その後、大学に入学するのに必要なのは
・高校卒業資格
・高卒認定合格
が主なものだと思います。
ただこれの複合型というか、途中で通信制高校などを辞めてしまって、取っていない単位だけ高卒認定で、といったケースも考えられます。
このほかにほんの一部の大学ですが、特修生という制度を持っている通信制大学があります。
高校卒業資格や高認がなくても、16単位だったかを大学内でとることで正科生として学べるもの。
研修生、お試し期間、みたいなものですね。
ちゃんと続けてやっていけるレベルならOKだよ、と言った感じの。18歳からそれをOKとする大学が多いですが、何校かは16歳から、というところもあるので調べてみてください。
ただし、電話窓口の人がそれほど詳しくなく、サイトや学校案内に書いているにも関わらず「特修生なんてないですよ??」っていう人がいるので(何件か遭遇)心折れずにしつこく確認してみてください。
ただし、特修生は途中でやめると中卒のままです。
通信制大学をさっさと卒業して、大学院等を目指すという方向も選べますし、海外への進学の選択もできます。
たまに学校によっては出願できないことがあったりしますが、そういう場合は、通信制か全日制かの違いというより、短大じゃなくて4年制じゃなきゃとか、コミュニティカレッジはダメだとか、海外のなんとか団体に加盟していない大学だとか、通信制かどうかとは別のところの問題のことが多いので、個別にしつこく調べて挑戦してみてください。
学歴変遷と学習歴を楽しむ
もちろん学歴は、「達成」というかたちは欲しいので、子育てが落ち着いたらすすめていきたいけれど、いまはいろんな学びの場を経験したり、いろんな学びの種類を経験することを楽しんでいます。
不登校からでも、日本でもそういう選べる学びがほんとはたくさんあればもっと学びを楽しめるし、貴重な成長期を罪悪感ですご不登校からでも、そういう選べる学びがほんとはたくさんあればもっと学びを楽しめるし、貴重な成長期を罪悪感ですごさずに学習歴を積んでいけて、全日制かどうかの偏見を受けることなく、その後の学校選択や、職業選択の幅も狭まることがないのにな、と思ってまずは自分が体験しています。
学んだこと体験したことを講座として還元していき、少しでも日本の教育環境が学びやすくなればいいなと思って発信をしています。