クリティカルシンキングとは何か?
「物事を批判的に見るようにしなさい」
そんなことを先生から言われた経験はありませんか?批判的にといっても、なんだか難しくて、子供たちにとっては少し分かりにくいですよね。しかし、この批判的な物の見方…いわゆる「クリティカルシンキング」と呼ばれる能力が、今注目されているんです。
クリティカルシンキングとは、その名の通り物事を批判的に見る思考のこと。それの何が大事なの?と思うかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。今までの経験の中で、「これってなんのために必要なんだろう」と思った活動や行動はありませんか?決まりだから、そういう仕組みだから。そんなふうに言われることも多くありますが、実はその理由や根本的な目的を説明できることは少なかったりします。このように、短絡的な思考の中では見えず、深く考えないと気づかない意図が存在するのです。「目的は何か」「筋は通っているのか」「根拠や真実性はあるのか」そういった思考こそが、クリティカルシンキングの本質です。
クリティカルシンキングはなぜ必要?
クリティカルシンキングを行うことで、先ほども説明した通り、決まりごとや単調な作業の中から抜け出し、客観的な事実を見ることができます。つまり、人々の「なぜ?」という疑問について、適切な答えと根拠を提示することができるのです。これが、「問題解決能力」と呼ばれる力になります。
AIなどの技術が発達し、新しいものがどんどん生み出される時代。イノベーションの時代で、人々に求められるものは変わりました。マニュアル通りの行動だけが評価される時代は終わったのです。今目の前の物事に対し、「何が問題か」「どうすればもっと良くなるか」を考えることで、便利な技術や制度は生まれています。今、未来を担う子供たちに求められているのはその能力なんです。
クリティカルシンキングを鍛える教育の改革
では、子供たちがクリティカルシンキングを育成するために、どんな取り組みが行われているのでしょうか。新しいところで言うと、小学校にプログラミング教育が導入されたことが大きいでしょう。プログラミングは「AだからBになる」「BだからCになる」というロジックが非常にはっきりしています。何が問題で動かないのか、欲しい答えを得るためにはどんな道筋が必要か。そんな思考を鍛えるのに最適のツールだと言えます。
さらに、プレゼンテーションやディベートによって、筋の通った話の組み立てや根拠の提示ができるようになります。あることを証明するために必要な根拠やデータは何か。想定される反論に対し、納得させる材料はあるか。これらは全て、社会でも必要となる思考力であり、大人の皆さんにも今一度考え直してみて欲しいと思います。
まとめ
いかがでしたか?今の時代に生きる全ての人に通用する、クリティカルシンキング。物事を深く鋭く見ることで、見えなかったものが見えてきます。仕事以外の場面でも、こんな考えができたらかっこいいですよね。クリティカルシンキングに、必要な資格や特別な決まった勉強方法はありません。まずは、どんなことにも疑問を持ってみる。ぜひ、皆さんも明日から始めてみてくださいね。
